Linuxでchmファイルを読む"KchmViewer"を入れてみる

現在お仕事でPHPを使っているのですが、PHPのマニュアルがつい欲しくなります。Windowsを使っていた時はchm(Microsoft Compiled HTML Help)形式のマニュアルを使っていたのですが、これがなかなか便利なんですよね。
で、openSUSEに変えてからもやっぱりこいつを使いたいと思い、ビューアがないものかと探したらOpen Tech Pressにて"Linux向けのCHMファイルビューア"という記事を発見しました。これによるとKDEプロジェクトで開発しているKchmViewerというchmビューアがあるとのことでしたので早速使ってみることに。KDE標準のビューアらしいのですが、インストール時には入っていなかったご様子。まぁ、レポジトリに入っていたのでYaSTからインストールしてみました。

フォントが変えられない?

Open Tech Pressによるとフォントが変えられないとのことでした。テキストの表示にはTrolltech QtウィジェットKHTMLウィジェットのどちらかを使用するとのことですので、きっとフォントの設定もそれに依存しているのかなー、と思いましたがそうでもないようです。できればIPAフォントを使いたいので後々もう少しいじってみる予定。

12/28 17:30追記

アプリケーション > ユーティリティ > デスクトップ > Qt4設定 > Fonts > Default fonts > Family でQt4で使うフォントの変更が可能です。その後KchmViewerを起動して Settings > Change Settings... > Version-specific Settings > KDE version settings > To show HTML contents, use > QTextBrowser-based widget を選択するとQt4設定で選択したフォントで描写されるようになります。ですがこの場合はセンタリングが変なことになってしまいました。センタリングよりもフォントが見やすいことが重要なので俺はこれで満足です。

検索が少し遅い気がする

Windowschmビューアで検索するときと比べてちょっと遅い気がします。Windowsでやっていたときはもう少しサクサクと検索できていたような気がするのですが・・・・・・。まぁ、今後に期待ということで。

12/28 17:30追記

Settings > Change Settings... > Advanced > Search engine to use > Use the search based on internal CHM index.(以下略) を選択するとWindowschmビューアで検索するのと同じになります。なるほど、WchmViewerでは全文検索しているのに対して、Windowschmビューアではあらかじめインデックス化してあるものから検索しているのか。そりゃ早い訳だ。きっとKchmViewerのサーチエンジンを使った方が精度が上がりそうなのでこっちのまま使おうかと思います。全文検索していると考えたら速度は充分早いですし。

タブ表示とブックマーク機能が便利すぎる

KchmViewerはタブ表示が出来るのですが、これが地味に便利です。複数ページを見比べる時には重宝しそうです。
ブックマーク機能もあります。俺は忘れっぽいので同じ部分を何度か見てしまうことがあるのですが、そういうときにはブックマークをしておくことで自分が覚えにくい部分をリスト化できます。

編集機能

chmファイルを編集できるらしいです。なので自分でコメントや補足などを気軽に入れておくことができるみたいです。例のコードを自分で追加しておくとか、応用ページみたいなのを作ってみるとか、色々できそうです。これはいいなぁ。