イケテル"ビジネス"勉強会でやったこと・学んだこと・思ったこと

12/15にあったRBC主催のイケテル"ビジネス"勉強会に参加してきました。

やったこと

石油産出国ゲーム

12/18 修正
もうしばらく伏せておく必要があるらしいので、しばらく公開は見送ります。チームに分かれて石油を売って利益を出すゲームです。

ビジネス・ゲーム

ただいま入った情報では、世界的ネット企業として知られる某社が、天神に店舗を構えて、ネットサービスと連動した何かを計画しているようです。どうやらRBCというコミュニティと、そこで進められている天神WiFi計画を利用して何かを進めようとしているようです。迎え入れる天神商店街は、この情報に対して静観すると発言しておりますが、どのように対処すべきなのか。議論百出しているようです。さあ。これから世界的ネット企業と天神商店街との息詰まる攻防がはじまるのか?協調か?競争か?
今週の土曜日、姪浜に緊急招集かけられた両社担当者が、どのような結論をだすのか?
歴史をつくるのは、あなた自身だ!

というシナリオです。先ほどとは違う3人1チーム、天神商店街チームと世界的ネット企業Googlezonチームの2つのロールに分かれました。それぞれ違う紙を配られました。自分は天神商店街チームでしたのである程度の設定のみでしたが、世界的ネット企業Googlezonチームは本社からのミッション命令書という設定で配られていたようです。
まずチーム内での話し合いを30分取り、その後相手チームとの対談を30分やります。休憩を挟み同じことの繰り返し。その2回である程度話をまとめて何かしらの計画を作成するというものでした。
ウチのチームはそれぞれ詳しくキャラクターを設定して、本当にロールプレイをやっていました。俺は博多織の店の二代目で、博多織を使ったTシャツブランドを展開しているという設定でした。他には伝統工芸品を作る二代目、博多ラーメン屋の二代目と、商店街の若手二代目チームという設定です。
設定では「協調か?競争か?」と書かれていますが、ウチらのチームは協調を選びました。「自分はこんな設定だから、きっとこうする」と考えていくと本当にリアルな話をやっているようでした。
こうすんなりと協調を選ぶチームばかりではなくて、同じくロールプレイをやって話を平行線で終わらせたチームもいました。同じ設定でもチームごとに結果が違っていて凄く面白かったです。

補足しておくべきこと

最後に最首さんが言われていたのですが、こういうゲームは先入観でがらりと結果が変わってしまうらしいです。石油産出国ゲームだと「とにかく勝て」という指令だったら全チーム1ドル/ガロンしか出さなくなってしまいます。今回は「売り上げを出せ」ということでしたので違う結果でしたが。ビジネス・ゲームも「協調か?競争か?」としきりに話を出していたため、頭の中に「競争する道もある」と刷り込まれてしまうんだとか。利益を考えるのなら協調するしかないんですけどね、本当は。それでも実際協調することができずに平行線を辿ったチームがいるので、きっと他のところで同じようにやったら競争するチームも出てくることでしょう。

学んだこと

石油産出国ゲーム

これで痛感したのは、利益を出すためには「勝つこと」ばかりを考えてはいけないということ。ほとんどのチームが取った戦略はお互い5ドル/ガロンを提示しつづけて、しばらくは同着でもいいから売り上げを出すという手法。まずは高く売って売り上げを出すためにはお互い5ドル/ガロンを出し続けるしかない、とお互いのチームで気付かないとできない方法です。意思疎通ができるのは数字だけですので、まず1回目にお互い5ドル/ガロンを出してくることで、双方その意思があると確認できるんだそうです。
そして、最終的には勝たないといけない訳ですから、どこかで3ドル/ガロンか1ドル/ガロンを出す必要があります。もちろんそのまま行って同着を狙うという路線もあるのですが、本当のビジネスで考えるならそれは無しです。4回目に出すか5回目に出すか、また出すなら3ドル/ガロンか1ドル/ガロンを出すかでまた駆け引きがあるらしいです。自分のチームはその駆け引きをすることは出来ませんでしたが、それを目の当たりに出来ただけでも勉強になりました。

ビジネス・ゲーム

これは実践寄りのゲームという感じでしたので、話し合いや対談の"雰囲気"を感じることが出来ただけでも勉強になりました。相手がどういうことをやりたいのかを理解し、自分たちがやりたいことを要求し、お互いプラスになることを見つけていく。言葉にすると簡単そうだけど、実際やるとなると難しいです。今回は天神商店街チームとして主に要望を出していく方でしたが、その要望も相手の情報を元に「あちらと協調してこういうことができるのではないか」と考えて行く過程は凄く面白かったです。また、相手の世界的ネット企業Googlezonチームも、相手の要望を聞きつつ本社から与えられたミッションをこなすにはどうすればいいのかというのを考えるのは凄く面白そうです。
役割を変えることによって学べることが違ってくると思うので、ぜひまたやってみたいゲームです。

思ったこと

今回ビジネス・ゲームをやっていて、飲み屋に向かう途中に最首さんからこの勉強会はどうだったか聞かれて、特に自分の中で欠けているものを見つけたように思います。どうも俺は自分の頭の中で考えていることを言葉にするのがすこぶる苦手なようです。感想をブログに書くのも一苦労というか、自分で読み返してみても読みづらく伝わりづらい言葉しか出てこない。人に「伝える」ということが出来ないのはビジネスの場において大きな欠点だと思う。
一応自分の肩書きはプログラマだけど、だからってビジネスが出来なくてもいいなんてことは絶対なくて、プログラマが直接お客さんと話すことでよりいいモノが出来ることだってあるって思っている。だからこの欠点はどうしても克服したい。とりあえず自分の頭の中で考えていることをとにかく言葉にして出していってみようと思う。
・・・・・・なんか結びが小中学生の作文みたいになっちゃったけど、まぁいいか。