"RAILS OF RUBY ON RAILS"読んだ
Rails of Ruby on Rails ~Case of LOCUSANDWONDERS.COM~
- 作者: Plan de Sens,清水智雄
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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プログラマ以外向けの本?
サブタイトルに「FOR WEB CREATORS」と書いていたり(今気づいた)、イントロダクションの一番始めのタイトルが「HTML、CSSからその先のステップへ」というものですでに推して知るべしですが、主にプログラミングをあまり知らないWebデザイナさん向けの本です。ブログとショッピングカートを作る部分も内容はviewを中心に進んでいく印象を受けました。Railsを本格的にやるには非常に物足りないと言わざるを得ませんが、一通りRailsの機能を触ってみるには充分と言えば充分かもしれないな、というぐらいの内容。
作業もNetBeansでほぼGUI使って行う感じなので、他のRails本と比べると敷居が低い感じ。Macは所有権/パーミッションの関係でRubygems使うところはどうしてもターミナルを使うようになっていたけど、どうせセットアップでMacPortsやらを入れるのなら、Rubygemsのgemパッケージ保存ディレクトリを変更してNetBeansから使えるようにするまでやればよかったのになぁ、と思ったり思わなかったり。
ページ当たりの情報が少な過ぎる
なんでこんなに余白がありまくるんだろう......と、読んでいて非常に不思議でなりませんでした。さらにスクリーンショットを多用していたため、ページ当たりに書いてある内容が非常に少ないです。なので読み終わって「あれ、これだけ?」とすごい消化不良気味に。
半分はインタビュー
本の約半分は実際にRailsを導入したところのインタビューを交えつつ、「携帯電話対応にしたい」「Railsでインクリメンタルサーチ」などのケーススタディを行えるようになっていました。実際に動いているサイトの機能を見ながら、どのようなコードが書かれているか見る事ができるのはいいなー、と思います。インタビューはRailsと全然関係がないのでこの本に載せる必要性があったのかは疑問。お仕事の話としてはいいかもしれないけど、Rails本としては全然関係ないっしょ、これ。
本の作りがデザイン重視
黒背景に白文字だったり、やたらとスナップ使ったりと、(無駄に)「格好いい本」に仕上がっています。でもサンプルコードは読みづらいし、本文のスペースが狭すぎて文章が読みづらいし、正直失敗だったんじゃないかなー、と思う。
デプロイ先にherokuを使っている
個人的に一番良かったのはHerokuを使ってアプリケーションの公開を説明しているところ。RailsアプリケーションのデプロイってWebサーバの知識がある程度ないと難しいけど、簡単に公開ができるというのを知らせておけば実際に試してみようって思う人も多いはず。Heroku++