Skype4IRCをインストールしてMacのIRCクライアントから接続してみた

CodeReposSkype4IRCというSkypeAPIを用いたSkype-IRCゲートウェイサーバがあります。こいつはWindows用なのですが、要はサーバなのでWindowsで実行さえしていればMacだろうがLinuxだろうがiPod touchだろうがどのクライアントからでも接続が可能です。という訳で手元にあるWindowsマシンにSkype4IRCを入れてみたのですが、どえらい苦労してしまったのでメモを残します。

準備するもの

  • 必須
    • ActivePerl 5.10系
    • CPANモジュール各種
    • nmake
  • Exe化する場合
    • PAR
    • PAR::Packer

インストール

ActivePerlのインストール

ActivePerlは5.10系でないとダメです。5.8系だとちょっとエラーがあるっぽい。

Module::Install

cpanを起動してModule::Installをインストールする。

~ > cpan install Module::Install

多分この行程でnmakeが入るはずです。入らなければ適当に探してきてください。

Skype4IRCのソースを落とす

CodeReposですのでSubversionから。

~ > svn co http://svn.coderepos.org/share/lang/perl/Skype4IRC/trunk/ skype4irc
makefileの生成
skype4irc > perl Makefile.PL
nmakeでmake &6 make test && make install

cygwinmingwで入れるmakeでは変数の解釈が変になってmakeできませんでした。ですので必ずnmakeを使うようにしてください。

skype4irc > nmake && make test
skype4irc > nmake install

nmake test時にCPANモジュールが足りなかったりすると警告が出ますので、その都度CPANからインストールしてください。インストールしたパッケージは正直覚えていません。

起動
skype4irc > perl skype4irc

こうするとスクリプトが走り、Skype側にAPI通信の許可を求めます。perl.exeから求められていることに鳴っているので、承認してください。その後しばらくするとサーバが立ち上がります。

接続テスト
  • ニックネーム: お好きに。どうせログイン中のSkype表示名で発言したことになります。
  • サーバ: Windows機のIPアドレス

Windows自身から接続する際はlocalhost127.0.0.1でいいですが、LAN内の別マシンから接続するときはWindowsに割り振られているIPアドレスを指定するだけでOKです。もしポートを閉じたりだのしている人は6667を開けておいてください。
接続が成功すれば完了です。

折角なのでExe化してみる

cmdの窓が立ち上がらない状態でExe化しておけば便利です。という訳でbuild.batも付いていることだしExe化してみることに。

PARのインストール
~ > cpan install PAR
PAR Packerのインストール
~ > cpan install PAR::Paker

これでPerlスクリプトをExe化するのに必要なものは入るはずです。

build.batの修正

pp と -I の間に --gui を追加してください。cmdの窓が表示されなくなります。

build.batの実行
skype4irc > build.bat

しばらくしたのち、skype4irc.exeが出来上がります。

実行

実行するとskype4irc.exeがSkype側にAPI通信の許可を求めますので、許可をしてください。窓が表示されていませんので起動のタイミングが分かりませんが、しばらく置いて接続したら確実でしょう。

スタートアップに入れておく

Skypeを起動時にログインするような設定の場合、スタートアップに登録しておけば便利なんじゃないんでしょうか。